こんにちは!ホームページの分析好きズマペンです。
今回は、ホームページの集客において効果的な手法「ホラーストーリー」についてお伝えします。
ホラーストーリーと聞いてホラー映画が思い浮かんだ方はズマペンと同じです( ´艸`)
皆さんはサービスや商品をインターネット・ホームページでPRするときにどんな風に見せていますか?
特長効果を宣伝したり、自社の想いを伝えたり、ほかの商品サービスとの違いを伝える!など、見ているお客さんに自社を選んでもらうために色々と工夫していると思います。
そんな時、今回ご紹介するホラーストーリーというコンテンツの見せ方を使えば、お客さんからのお問い合わせ・集客に役立つかもしれません!
ホラーストーリーとは?
ホラーストーリーを一言でいえば、お客さんの不安、恐怖、心配な点、問題や課題を想起・連想させて自社の商品に誘導します。
お客さんが潜在的に持っている不安や不満にフォーカスを当てて、ある種呼び覚まして自社の商品の有効性や効果をPRする手法です。
上手にこの手法を使うことで、普段はなかなか問合せしない(=行動に移さない)お客さんに買ってもらいやすくなります。
ただ、ここまで言うと、
「怪しい健康食品とかでよく使われてそう・・・」
「何かお客さんの不安に付け込んで汚くない?」
という思うかもしれませんが、もちろん誇張してウソになってしまってはダメです!
効かない病気に効果があるとか言ったり、お金持ちに必ずなれるみたいなのはバツ×
あくまでお客さんが潜在的に困っていることや不安に対して、
ストーリーを見せて疑似体験をしてもらうような情報をだしてあげるようにしましょう。
見ている人に対する効果
では、なぜホラーストーリーが集客に効果的なのか?というと、最大の効果はお客さんの実際の行動を促しやすいという点です。
基本的に人が物を買ったり、行動したりする理由は下記の2つの根源的欲求に分けられます。
①得たい欲求
②避けたい欲求
この中で避けたい欲求というのは、
恐怖・不安・苦痛などが起きないようにしたい、という感情から来ており、
そのための行動を無意識化でも選択して実行しています。
例えば、赤信号を見たら無視しないで止まりますよね。これも事故にあいたくない、ケガをしたくないという避けたい欲求から来ています。
これを応用するのがホラーストーリーです。
通常は、お客さんが危機感までは持っていないため、実際のお問合せや購入までに検討期間が生まれる可能性が高くなります。
「とりあえずもう少し検討してからにしようかな~」というような保留期間です。
そして大体この保留期間に意欲は薄れて、その後思い出すきっかけがなければ、忘れられてしまいます。
これがWeb集客の常です・・・この忘れられるのを避けるために、リターゲティング広告などが存在しています。
それがホラーストーリーの手法を使って上手にコンテンツを作成した場合は、
お客さん自身が不安、課題をしっかり認知するので、「解決したい!」という意欲を呼び起こされ、
自社の商品・サービスの必要性まで、しっかり理解することろまで読み込んでくれます。
結果、お客さんが問合せや購入といった具体的な行動にすぐつながりやすくなるのです。
ホラーストーリーを使っている事例
ここまでお伝えした情報を踏まえて、ズマペン的にとても上手にホラーストーリーを使っていると感じた3社さんを独断と偏見でご紹介します。
①「やずやのにんにく卵黄のLP」
健康食品業界だと、かなりこのホラーストーリーが使われているパターンが多く、
こんな風にPRして大丈夫か!?と思うことも多いですが、やずやさんはとてもシンプルな構成で見やすく作られています。
https://www.yazuya.com/cp/cid=4300/did=227
②「進研ゼミのマンガ」
ズマペンも学生時代に家に定期的に届く、この漫画を読んでいましたが
小学生・中学生に向けてこのままだとテストやばい!という恐怖をあおっている感じが上手です。
ストーリーでキャラクターになっているので、表現が柔らかくなっておりすごいな!と思います。
https://chu.benesse.co.jp/manga_portal/index.html
③「ハズキルーペさんのCM」
一番最初のCMで渡辺謙さんが小さすぎて読めない!と激怒しているCMが印象的です。
あなたは悪くない!読めない企画書が悪い!と言っているところがミソです。
https://www.hazuki-l.co.jp/shop/
ホラーストーリーを使う時の注意点
ただ、ここまで良いことばかり伝えてきたホラーストーリーですが、実際にホームページ・チラシなどで使う時はいくつか気を付ける点があります。
①多用は禁物
ユーザーの気持ちに立って考えれば、多用することはないと思うのですが、たくさん使えばそれだけホラーな気分になっていきます。
気持ちのアップダウンがたくさんあれば、それだけで疲れてしまうもの。疲れたら問合せや購入という行動に移す気もなくなってしまいます。
②不安の煽りすぎは厳禁
例えばホームページで使う場合に煽りすぎのホラーストーリーを使うと、見ているお客さんはそんなことあるのか??という疑念が生まれます。
現実感がなくなり自分事にとらえられなくなるので、せっかくの商品やサービスにもうさん臭さが出てしまいます。
③嘘っぽいお客様の声とか体験談
せっかく、困ったこと不安なことをお客さんが認知しても、その解決策や事例に現実感がなければ、お問合せには至りません。
例えば「この薬を一粒飲めばあなたの悩みがなくなります!」という話を見せられて、「買いたい!」と思うでしょうか?
きちんとリアルなストーリー(できればお客さんの生の声)を載せるのが良いと思います。
ホラーストーリーの作り方・構成
実際に自社のホラーストーリーを作るときは、下記の構成で考えると良いと思います。
どんな人に見せたいのか?を決めて、それぞれの項目に合わせて要素を書き出していくとまとまりやすいです。
◼ 課題提起(これに困ってませんか?などの問いかけ)
◼ 存在しないとどうなるのか?(このままだとどうなるのか?)
◼ なぜ必要なのか?(原因や原理)
◼ 解決策(自社の商品)
◼ 効果(客観性があるもの)
◼ 他社との比較(優位性)
◼ 具体例(お客様の声)
◼ まとめ
まとめ
ホラーストーリーは集客に効果的な手法です。
ただ、前提に自社のターゲット像が明確になっていて、商品サービスの優位性が明らかにあることが大切です。
また、ホラーストーリーはリアルさが一番大切。過度な演出や誇張はしないようにしましょう。
良い商品なのに売れないという方はぜひ使ってみてくださいね。