こんにちは、webディレクター、ブランドプランナー錦織です。
先日、ブランディングでお世話になっている会社さんにお邪魔してきました。
はじめはお一人お一人のインタビューからはじまり、各種分析を行い、カスタマージャーニーマップまでみんなで行って、今は経営陣と詰めをしているところです。
ここまで9カ月ほどかかっています。
だんだん形になってきているのが嬉しいです。
ブランディングの中身の提案を作っているときは、なんだか感情移入してしまい、すごく盛り上がってしまうというか、教えていただいた古い歴史や、ここ何年かの話など、思い起こしながら自分が涙してしまう感じです。
が、それにどっぷりつかりすぎると客観的視点がなくなってしまうので、そこは要注意です。
あともう少しで形になりそうなところですが、ここまでくるのにやっぱり事務所にいる社員さん全員にご参加いただいて良かったな、と思います。(社員さんたちは忙しくて大変だったと思いますが・・)
会社の過去・現在・未来はお会いする社長さんには必ずお聞きするようにしていますが、それが社員さんと乖離している場合も少なからずあると思います。
幸いというか、素晴らしいことに、こちらの会社さんはむしろ乖離とは逆に社員さんがもともとある理念に共感して、誇りをもってお仕事をされていることが分かりました。
それってなかなか社内だけでヒアリングするというか、確認するのって難しい気がします。
だれがどこまで本音で言っているか分からないし、この人にこれを言うとこうだな、とか、これを言ったら査定に響くんじゃないかとか、普通に考えますよね。
あと、お互いに信頼度が実は異なっていることもあるでしょうし。
だから、今回私たちのような第三者が傾聴技法を用いてはじめにインタビューできたことは、私たちにとって、こちらの会社さんにとって宝物になりました。
一度、第三者をはさむことによって、説得力が出るんでしょうね。
そして、まとめに入るとやっぱり今まで行ってきた分析や、一番はじめのインタビューシートを何度も繰り返し見直します。
すると経営陣の言葉の他にも社員さんの言葉でこれぞ!というものも出てきます。
ブランディングも根本的にはどのブランディング会社さんも同じところにあるとは思いますが、アプローチの仕方が異なります。
私が所属している2つのブランディング協会も、似たような言語、分析は使いますが、アプローチの仕方がかなり違います。
会社として市場の状態や自社の状態などを見て書き出し、ポジショニング、市場機会を見出すということももちろんとても大切だと思います。
同時に、過去この会社は誰がどんな歩みをしてきたのか、その結果今いる人たちがどんな文化をつくっているのか、それは未来にどうつながっていくのか、それを無くしてブランディングはないなと思います。
もちろんマーケティング的な視点は必ず必要ですが、まずはその会社の文化を知り、どんな未来にしていきたいのかを共有できると、より魂のこもったコーポレートアイデンティティのアウトプットにつながるんだなと思いました。
そして社内浸透あっての外部浸透。
まだまだブランディングへの取り組みは続きますが、この機会をいただくことができて本当に幸せです。
↓こちらはなんと!手作りの煎りさんが焼きです♪
こちらをくださった常務さんは、社員さんをいつもやさしさで包み込んでいらっしゃるのですが、私たちにも💛をおすそ分けしてくださいました。
おいしかったです(^^) ごちそうさまでした♪