こんにちは、錦織です。
「忙しい」とは「心」を「亡くす」と書きますが、いろいろ反省もあり、新たな気づきをして”心はなくさないぞ!”と新たに誓った最近です。
そんな折、学生時代の合気道の恩師、廣澤英雄先生に久しぶりにお会いできました。なんと、御年82歳。
4年ぶりの再会ですが、胴着を着て受け身をとったのは四半世紀ぶりでした。
相手に触らずに投げるみたいな技について、うっそだーとずーっと内心思っていましたが、合気道歴60年を超えた師範は引力が出せるみたいでビックリです。
「さぁ、つかみなさい」
と言われ、つかもうとするとなぜかめまいがして右下から引っ張られるような感覚が。
そのまま、受け身を取りました。
それが「魂(こん)」の世界らしいです。
数年前から「私はついに魂の世界に入ったよ」とお話だけは伺っていたのですが、体験してみて驚きです。
学生時代とは全く違う世界がそこにありました。
師範は学生時代から
合気の合は愛なり
とよくおっしゃっていました。
「自分の重心を崩さず、相手に合わせることで相手も自分も傷つけない武道は合気道だけなんだ」
もともと「呼吸」とか「気」とかの言葉は使っていらしゃいましたが、それが進化して次のステージに行かれたのが魂(こん)の世界だとおっしゃっていました。
合気道は社会人になってから地元で別の先生についてはじめましたが、やっぱり先生が違うと続かなくて1年もせずに辞めてしまいました。
でも、ずいぶん時は経ってしまいましたが、また同じ師範の合気を感じることができ、とても嬉しい体験でした。
久しぶりに取る受け身で感じる畳が心地よかったです。
とてもよい時間を過ごすことができました。
廣澤先生、主催の方、畳の上のみなさま、ありがとうございました。