こんにちは、錦織です。
昨日、ホームページを作成させていただいたお客様からお電話をいただきました。
「今日久しぶりに昔の仕事仲間に会ったんだけど、ホームページ褒められて嬉しくなって電話しちゃったよ~」
とのこと。
私たちもとっても嬉しいです。
その昔の仕事仲間の方が久しぶりに会う、ということで事前にホームページを見てから来社されたようです。
ホームページリニューアルの話をしていたわけではなく、突然
「ホームページ変えたよね?」
と先方から話し始めたとのことで、
「すごい分かりやすいね!」→こちらの業界はすごく分かりにくいというのが通説だそうです
「言いたいことが分かるよ」
「社員さんたちのアットホームな感じがすごく出てる」
「こんなこと言われちゃってさ、ホームページを褒められるなんてないじゃない?
実際、しっかり見てくれて具体的に褒めてもらえたから嬉しくってさ」
というお電話でした。
このようなお電話をいただけることがすごく幸せです。
お母さんの存在
このお電話をくださった社長さんは、15年ほど前から勉強をはじめ、経営理念を作りそれを地味に地道に社員さんたちと共有してきて今がある方です。
ホームページ制作のときにたくさんお話を伺ったのですが、その中で必ず出てくるのは”お母さん”の話。
何か仕事で迷ったり、悩んだりしたときは
「こんなときは母だったらどうするんだろう。相談したら、何を言うだろう」
と考えるのだそうです。
先代社長はお父さんでしたが、実質この会社を支えていたのはお母さんだったそうで、
今思えばお母さんから帝王学を学んだような気がする、とおっしゃっていました。
折に触れて現社長さんから聞くお話で、
社長さんご自身がお母さまからいかに愛情豊かに時に厳しく、時におおらかに育ててもらったと思われているんだなと感じます。
会社の理念の文字だけ見ると、そこにお母さんの姿は見えません。
ですが、よくよくお話を聞いていると、もしかすると社長さんも意識しているわけではないと思いますが、
どこか心の底でこの理念をお母さまに捧げ、それをお母さまのとの約束として、取り組まれているようにも思いました。
ランチェスターの願望
ランチェスターでは、経営に影響するものとして目的・目標・戦略・戦術を学びますが、その前に
経営者の願望が50%以上を占めると学びます。
その願望は幼少期からも含め、自身の体験をもとに涙なくして語れないくらいものである、
そしてその願望は自身の回りの社会をよくするもの(=企業の社会的存在意義)である、
と学びます。
願望を言葉としてまとめるとき、私も母のことが思い浮かびました。
心理学で自分を振り返ったときに「お母さん」がいる
だいぶ前になりますが、日本メンタルヘルス協会の卒業式では、卒業生の発表はみんなお母さんとの関係性について語っていました。
お母さんに愛されたい、
愛したいけど愛せない、
心に淋しさはあるけれど、お母さんがくれた愛情は理解している、
卒業式ではそんな話をたくさん聞きました。
お母さんの愛と理念
経営者が自身の人生を振り返り、なぜこの仕事をしているのか、自分はどうなりたいのか、自分の身の回りの社会にどんな風に役に立てるのか、
そんなことを考えるとき、「お母さん」に戻ることも多いのではないでしょうか。
私も男児二人のお母さんです。
その責任と彼らに対する影響は、ものすごく重いものだと思います。
彼らがどう感じたり、とらえたりするかは分からないですが、それでもできる限りのおおらかな愛情でくるんで見守りたいと思います。
さんざん、「お母さん」という言葉を使いましたが、それは愛情をくれた人の代名詞です。
この世で生きていくことの自信をくれている人、自分がこの世に存在することを喜んでくれる人、そんな存在が経営者(だけではないですが)の願望を形づくっていくことを感じます。
ちょっと飛躍かもしれませんが、
生まれてきた子どもたちは、愛されて大きくなってほしいなと願っています。