こんにちは、webディレクター錦織です。

今日は「自分の言葉で発信すると伝わる」その2です。
うっかり「自分の言葉で発信すると伝わる」(2019.03.21のブログ)を書いていたので、「その2」にしました。

この記事で言いたいことは下のほうですが、ちょっと前置きにこんなお話。

とある社長さんがおっしゃっていました。
『発信したいことって、いつも同じ内容なんだよね。だからブログも何を書いていいか、分からなくなっちゃう。だって、いつも同じ結論になっちゃうんだもん』

確かにーーー。分かる気がするーーー。
っていうか、私もおんなじーーー。

同じ結論でもいいと思う

いつも同じ結論、いいと思うんです。
何度も同じことを発信するのは一貫性がある証拠。
人様は自分が思うほど、自分を気にしているわけではないし、前とおんなじこと書いてる~~とはそんなに思わないのではないかと思います。
(あんまりやると、とってもファンでいてくれる人は気がついてしまうかもしれないですね。でも、それもコミュニケーションの一つになって良いかと)

あと、前の記事が読まれている前提にならなくても良いと思っています。
私はお客様訪問のときなど、なるべくブログを読むようにしていますが、なにしろ情報爆発時代。そのときは覚えていても、継続的にはほとんど覚えていられません。
単に年のせいで忘れやすいのもあるかもしれませんが、よっぽど必要かつ興味のあることでないと、継続的に覚えているのは難しいですよね。

「エビングハウスの忘却曲線」で言われているように、
エビングハウスの忘却曲線
人は1日後には74%のことは忘れてしまうので、適切な表現が見つかりませんが「学習してもらう機会をせっせと作る」みたいなイメージで書くというのもアリだと思っています。
変な話、自分ですら書いてたことを忘れていて、お客様に「●●って書いてあったね~」と言われて思い出したり、思い出さなかったり、、、なんてこともありますよね。
自分も忘れてしまうくらいですから、何度でも同じ結論を発信していいと思います。(例えば前のブログをコピーして使い回すという意味ではないです)

そして、同じ結論でも角度が異なれば、前は立たなかったアンテナがぴぴっと立つこともあるかと思います。例えば同じ結論でも異なる記事タイトル、事例の違いなどあれば、前に書いた記事はとある人にヒットしなかったとしても、今度はヒットするかもしれません。

自分で考えた文章で一貫性のある内容を継続的に発信していくと、あの社長らしいな~と、いつの間にかパーソナルブランディングの一つになりますね。
なので、私もよく「あー、また結局同じこと書いちゃう」と思っても、気にせず継続的に書くことを努力します。

「自分の言葉」で発信すると「伝わる」話

今日言いたいことは、とても嬉しかった話です。

私はとてもとてもBtoBのビジネスをしているとは思えないふたこぶらくだ通信というニュースレターを書いているのですが、それを読んでくださっているお客様から言われたことです。

その方は、広報担当の女性なのですが、数か月前はこんなことをおっしゃっていました。

「私、広報なのでニュースレター描いたり、チラシ描いたりいろいろしてるんですけど、内勤だからお客様から直接反響をもらえるわけではないし、他の外回りのスタッフさんから何かフィードバックをもらえるわけでもないし、いいのか悪いのか分からないんです。だから、できたらニュースレターとか描いたら、反応がほしいんです。」

確かにやっていることに対しての反応が分からないと、合っているのか間違っているのかも分からないし、やりがいというか、うっかりほんとに届いているのかな~とか、届いていても読んでもらえていないのではないかと心配になってしまいますね。

かくゆう私もこれで合っているのかと毎月自問自答しながらニュースレターを描いていますが、今のところこれが私にとっては最も効率的な方法なので、続けています。

で、そんなことをおっしゃっていた広報担当の女性ですが、先日こんなことをおっしゃっていました。

「錦織さんのニュースレターをマネして、自社のニュースレターを書いてみたら、”読んだよ~”とか”内容おもしろかった!”と人づてに反応をもらえたんです!」

ええええーーー!う・れ・しーーーーーー((o(>▽<)o))

ん?でも、その女性が作ったニュースレターは、きちんとした紙に印刷されていて、かつきちんとしたイラスト、きちんとしたフォントです。
ニュースレター

そこで、
「??? どんなところマネしてくださったんですか?」
と聞くと、

「内容です。(自分以外のスタッフ紹介記事を)自分で勝手に紹介文を考えて、それを載せました!」

なるほど~~~!!!

広報担当の女性がマネしたと言ってくださったのは、決して「手描き」とか「変なマンガ」とかではなく、「自分のオリジナルコンテンツを作った」ということなんですね!

つまり、自分の言葉で発信したら、反応をもらえたということですね!

自分の言葉で発信したら、反応をもらえた

この会社さんではブログもきちんと更新されていて、当然、みなさん自分の言葉です。蛇足ですが、こちらのみなさんのブログは感情が見えるので、すごく読みやすいです。イベントへの誘導も自然で、いつもここのブログ面白くて読みやすいねと相方のweb解析士とも言っています。

外回りの方だとお客様先で「ブログ読んだよ!」と声をかけられることもあると思いますが、内勤の方は日常的に直接お客様と接点を持たれているわけではないので、確かにやっていてどうなのかなという不安を持たれてしまうことはあるかと思います。最終的には来店への誘導になっているかとか、リピートしてくれるきっかけになっているかとかですね。

数か月前におっしゃっていた「反応がほしいんです」が一つ叶えられて、そこにほんの少しお役に立てたことがとっても嬉しいです。

そして、お客様から「こんな反応あったよ!」を社内で伝え忘れず、きちんと伝えてくださった外回りの方にも感謝です。

風通しの良い会社さんでも、必要な業務連絡はきちんと行っていてたまには冗談を言い合っていても、実はかなりモチベーションになるちょっとしたネタを忙しさゆえにうっかり伝え忘れることって意外にあるように思います。どうせ仕事をするなら楽しく前向きに行うためにも、↓こんな感じがいいと思います!

名付けて、”自分の言葉サイクルマジック”

→自分の言葉で発信する
→誰か(お客様)が、その言葉に反応する
→反応した言葉を聞いた人が、発信した人にフィートバックする
→ついでに「こんなフィードバックもらって嬉しいよね!」とか自分の言葉を付け加えて言う

なんか楽しいですね(^^)

「自分の言葉」というのは、不思議なことにフォントで書いても魂がこもり、結果、それが伝わるんでしょうね。

私も広報担当の女性にフィードバックをいただき、かつ「嬉しい!」という気持ちも共有いただき、今月もふたこぶらくだ通信へモチベーションUPです!ありがとうございます!!!

この記事を書いた人



錦織綾

ブランドプランナー 錦織 綾
出身:千葉県千葉市
資格:ブランド・プランナー/産業カウンセラー
趣味:ピアノ、合気道

工務店・住宅業界に特化したWEB制作会社に15年勤務。ウェブディレクターとして500社以上の中小企業のホームページ制作の実績をもつ。特に、各企業のブランディングを行ったホームページ制作を得意としており、数多くの人材採用・顧客集客の成功事例を生み出している。