こんにちは、彩企画の錦織です。
6月。私たちが住む千葉県市川市もまん延防止等重点措置が伸びました。
お店が早く閉まってしまうので、晩御飯づくりをラクしたい私にもけっこうな痛手です。
そうそう、最近市川市のある分野について少し勉強する機会がありました。
それで知ったのが、市川市は精神保健が割と進んでいて、地域的にも理解のあるところなのだそうです。
言われてみれば、遠い昔に看護学校の精神科の実習の一つでお世話になったのは、今もある本八幡のとある作業所でした。
当時は訪問看護師になりたくて勉強していたので、偶然今住んでいる地域が他県からも精神保健の取り組みをするためにやってくる方々がいる地域と聞いて、嬉しくなりました。
この話はいろいろ一区切りついたら、改めて書きたいと思います。
ごはんクレーム
さて、ごはんクレームの話。
我が家には高校生男子が2人います。2人ともすね毛もヒゲも生えていて、もはや甲高い声がかわいかったあの頃はいずこへ状態です。
どうして今日はごはんクレームの話を書こうかと思ったかというと、手作りごはんについてここ十数年で学ぶことが多いからです。
ここでいう「ごはんクレーム」は、おいしくない、とか量が少ないとかの問題ではなく、
「ごはんを作ってくれ」クレームです。
作っていないわけではないのです。
ただ、時間が遅いだけなのです。
フルタイムで仕事をしていたり、小さいお子さんがいらっしゃる方や介護もされている方など、毎食のごはんづくりの時間を取ることが難しいときも多いのではないでしょうか。
私はついつい、子どもたちが帰ってきてもきりのいいところまでやってから、なんて思っていると深夜になってしまったり、外出したら帰ってくるのがけっこう遅くなってしまったりで、規則正しくごはん制作ができずにいます。
そしてある日の子ども1の大激怒を経て、ちょっと反省してみたりもしますが、結局は自分都合の時間の使い方に揺り戻ってしまいます。
子どもはお母さんの作ったごはんで落ち着く?
私としては、今は深夜になっても手抜きでもなるべく作るように心掛けはしています。
なぜかというと、こんな経験からです。
彼らが保育園児だったころ。
保育園から帰ると、家でたくさん園での話をしてくれるので、一生懸命聞くことに努力していました。
だから、ごはんをつくる時間を聞く時間にするために、買い弁のことが多かったのです。
とにかく子どもたちと一緒にいられる時間が少なかったので、それが私が思いつく精一杯のコミュニケーションの取り方でした。
ですが、
彼らが小学校に上がり、彼らの話を「ながら聞き」でもいいかなぁと思い始めてからは普通にごはんをつくるようになりました。
するとどうでしょう。
なんか、子どもたちが落ち着いている。
話を聞く時間は減ったと思うのに、手作りごはんを食べるだけで問題児だった男児たちがなんだか落ち着いてきているなぁ。
そんな風に感じました。
そんなわけで手作りごはんて心の栄養にもなるのかなぁと当時思いました。
そして今やティーンエイジャーの彼ら。
そろそろ、マ●クのハンバーガーや町のラーメン屋さんとかで勝手に食べて、喜んでいる年ですが、やっぱりお母さんの手作りごはんは落ち着きに効く気がします。
買い弁や外食が続くと、何かいつもワサワサしてしまってどすっと構えた感じがしないのですが、家で食事をしだすと植物の根に水が回ってしっとり根を張るような、そんな雰囲気を感じます。
気のせいかもしれないのですが、このような傾向を感じるので子どもたちが家にいる間はできる限りごはんを作りたいなと思っています。
ごはんクレーム防止策
最近発見したクレーム防止策は餃子制作。
兄弟で好きなモノがほぼかぶらないのですが、餃子だけは2人とも大好きらしく、しかも母手づくり餃子が一番うまいと言っています。
というわけで、そろそろごはんクレームが出そうだな、というタイミングで餃子を提供するとうまい具合にクレーム防止になることを発見しました。
いいクレーム防止策ができたので、これでしばらくいこうと思います。
お客さまへのごはんも考える
急に話が飛ぶように思われるかもしれませんが、このごはんクレームはふだんのお客様との接点やコミュニケーションの取り方にも似たようなことを考えます。
お客さまがほしいものは何か、どのタイミングで何を贈ればよいか、いつも根底に流れる安心感はどうしたら持ってもらえるか、等々。
子どもたちにとってのお母さん手作りごはんは、お客様から見たら何に相当するのか。
まだまだ至らないことだらけですが、少しでも手作りごはんが育む関係性みたいな安心感をお客様に持っていただける彩企画になっていきたいです。