本年もどうぞよろしくお願いいたします。
1月もすっかり下旬に入ってしまいました。
今年は昨年に比べて寒い気がします。低気密低断熱の我が家は非常に寒いです。オミクロンもだいぶ流行っているので気を付けたいですね。
さて、本日は今月OPENのサイトのご報告と
25歳のときの私の夢が違う形で叶いました!という
個人的にうれしかったことを書きたいと思います。
しっぽふぁーれ様は市川市の精神科の訪問診療所です。
はじめは不思議な名前の診療所だなぁとか思っていたのですが、取り組まれている内容が一言では言い表すことが難しい、日本の精神医療の変革者の方々であることが分かりました。
ものすごく簡単にご紹介すると、心の病や障害を抱えている人が精神病院で一生を過ごすのではなく、地域でふつうに生きていけるように支援することに尽力されています。
しっぽふぁーれさまの取り組みが市川市を幸せにして、全国に広がっていくと嬉しいです。
しっぽふぁーれさんのホームページをつくる過程では、
スタッフさんたち全員のお話を聴きながらミッションを言語化していきました。
それが↓↓こちらです。
わたしたちは市川市・松戸市南部にお住いの心の病や障害を抱える人々の生活の場に行き
その人が地域の中で自分らしく人生を送れるよう、対話を通してともに考えます
そしてキャッチコピー。
ちょっと変わった精神科の訪問診療所(仮)
「仮」としているのは、しっぽふぁーれ様の活動が「変わった活動」ではなく、普通の取り組みになる未来を願い、感じているためです。
いずれ「ちょっと変わった」が取れる日が来るはず、とお話されています。
web屋さんの25歳の時の夢
本日の記事は本当に個人的なことで恐縮です。
私は25歳で看護学校に入学し、その後看護師をしていた期間があります。
社会人から看護学校に行ったわけですが、そのときなりたかったものが「訪問看護師」でした。
看護学校に行く前は生命保険の営業をしていて、それはそれで辛くも楽しい営業マン時代でした。
が、ある日保険の給付金でお客様にお寿司をおごっていただいたときに、同じ病気のときに役に立つ仕事ならもっと直接的に役に立つ仕事がいいな、と思い、いろいろ調べてなろうと思ったのが看護師でした。もちろん、病気のときはお金は非常に大事ですから、生命保険も大切な仕事だと思います。でも、その時の私は仕事としてやっていくなら「直接困っているときに役に立つ」ことを選びたいと思いました。
そうして、どんな仕事があるのか調べていくうちに、困っている人を地域で支える訪問看護師という仕事があることを知りました。
訪問看護師を目指したのは、子どものころから同居していた祖父が最後は病院で亡くなったことも影響していたかもしれません。
そんなわけで、すっかり忘れた数学とかも今一度勉強して、看護学校に入学することができました。
いざ看護師になると、頭の中ですっかり中高年から高齢の方の看護をする気になっていた私でしたが、まさかの小児病棟配属でビックリ。
しかも、一般企業よりも先輩たちがすごい怖い。命を直接扱っている業種だからなのかもしれないですが、ある種ものすごいカルチャーショックだったことを覚えています。
実際私の周りでは、社会人から看護師になった人が数カ月も持たず何人も辞めていくほどでした。
でも、今思うと看護師時代にこてんぱんにしてもらったことは、すごく良かったです。なぜなら、這い上がれた経験ができたから。
生命保険の営業部はおそらく部の方針で蝶よ花よと育てていただいたので、その後私に訪れる小さなベンチャー企業の人生には耐え難いものになっていたかもしれません。
訪問看護師になるには10年は病棟経験が必要だよ、と教えてもらっていたので、先は長いけれど亀さん歩きでがんばろう!と日々思っていました。
web業界へ
そんなわけで看護師になれた私でしたが、結婚した人がある日、突然起業しました。それがweb業界へ入り口です。
はじめの頃は看護師と掛け持ちで家業を手伝っていましたが、夫の仕事が忙しくなり子どもも二人目が生まれ、看護師を辞めて家業に専念することになりました。
看護師を辞めることは、それはそれは葛藤でした。でも、web屋さんも「人と対する」という意味で、根本は変わらないような気がします。
今は独立して楽しくweb屋さんをしています。
つながって夢が叶う
しっぽふぁーれ様に出会えたことで、直接訪問看護はできないけれど、そこに携わることができたと思えました。
訪問看護師にならなくても、こんな風に地域の困っている人に何かできることはあるんだな、と嬉しい気持ちです。
ホームページをつくる過程で、多職種の方にインタビューしたり、若先生とソーシャルワーカーさんとカスタマージャーニーマップを作ったり、付箋でたくさん言葉を書き出したり、、。
先生たちが多忙の中、たくさん時間を作ってくださって、心から感謝です。
そして、はじめは意図しないweb業界でしたが、web屋さんとして生きていく力をつけてくれた前の会社があったからこそ、この出会いをもらえました。
いくつもの重なりが、時に奇跡みたいな出会いをくれることに感謝です。
そうそう、思いもよらなかった小児病棟でしたが、これはこれで神様の采配ではないかと思うくらい、その後の子どもを産んで育てるというところで助けになってくれました。
何でも後になって役に立ってくれますね。
これからさらにしっぽふぁーれ様の活動が市川市でもっと知られ、賛同・協力者が増え、日本全国にさらに広がると嬉しいです。